王子神社がスピリチュアルと言われる理由って？ご利益・御朱印・アクセスも紹介！

王子神社おうじじんじゃの創建は明らかではありませんが、１３２２年（元享げんこう２年）に「王子大神」と呼ばれる現在祀まつられている神様が勧請かんじょうされました。¹

それによりこの地の地名が「王子」になったと言われています。

御祭神は「伊邪那岐命イザナギノミコト」「伊邪那美命イザナミノミコト」「天照大御神アマテラスオオミカミ」「速玉之男命ハヤタマノオノミコト」「事解之男命コトサカノオノミコト」の５柱。

徳川家康が「将軍家祈願所」と定めるなど、江戸名所のひとつとされていました。

また王子神社は、「東京十社のひとつ」というだけでなく「スピリチュアルな場所」「パワースポット」としても有名で、その力をいただこうと参拝する方も多い神社です。

この記事では、王子神社がスピリチュアルな場所と言われる理由・御朱印・ご利益・アクセス方法などを紹介していきます。

東京十社巡りのルート紹介記事や、近くの東京十社の神社の記事も合わせてご覧ください。

王子神社　基本情報

住所	東京都北区王子本町１－１－１２
参拝時間	２４時間参拝可能
定休日	通年参拝可能（年中無休）
入場料	無料
駐車場	無料駐車場あり
御朱印	直書き御朱印
御朱印帳	あり
御朱印時間	９時～１７時頃

住所	東京都北区王子本町１－１－１２
参拝時間	２４時間参拝可能
定休日	通年参拝可能（年中無休）
入場料	無料
駐車場	無料駐車場あり
御朱印	直書き御朱印
御朱印帳	あり
御朱印 時間	９時～１７時頃

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王子神社がスピリチュアルと言われる理由

王子神社が「スピリチュアル」「パワースポット」と言われるのは、

地名「王子」の由来となった神社、徳川家康が「将軍家祈願所」と定めた、の他にもいくつか理由がありそうです。

ここでは３つをピックアップして紹介していきます。

日本を生んだ神様と日本の最高神

王子神社には５柱いつはしら²の御祭神ごさいじん³がおり、その中に「伊邪那岐命イザナギノミコト」「伊邪那美命イザナミノミコト」「天照大御神アマテラスオオミカミ」という神様がいます。

日本神話にとって特に欠かせない神様であり、名前だけでも聞いたことがある方も多いはずです。

伊邪那岐命・伊邪那美命

日本の国土を生み出した最古の夫婦神。国を生んだ後に多くの神々を生み出したとされている。

天照大御神

イザナギが禊みそぎ⁴を行っているとき、左目を洗った時に生まれた神様。太陽を司る神様であり、天皇の祖神そしん⁵。八百万やおよろず⁶の神々で最高位に位置する神様。

天照大御神は「伊勢神宮」にも祀られている日本の最高神です。

そんな天照大御神と、その親にあたる神様が、同じ王子神社に祀られているとなるとパワースポットと言われても納得できますね。

日本最初の公園

１８７３年（明治６年）に「日本最初の公園」が誕生し、飛鳥山・浅草・上野・芝・深川の計５か所が同時に指定されました。

その中でも東京都北区王子にある「飛鳥山あすかやま公園」と「王子神社」には繋がりがあり、

飛鳥山公園の住所から見てわかる通り、王子神社の近くなのですが、公園に指定されるまでは王子神社の境内地だったのです。

神社の境内地が日本最初の公園になるなんて、その公園すらもパワースポットだと思ってしまいますね。

境内社：関神社の毛塚

王子神社の境内には「関せき神社」という境内社があるのですが、その神社に祀られている神様は「蝉丸法師せみまるほうし」。

蝉丸法師は「髪の神様」「髪の祖神そしん」とも呼ばれ、なんと関神社は「髪の毛」に関するご利益をいただける神社なのです！

「髪の毛のご利益をいただける神社」は全国でも相当珍しく、私もはじめての参拝でした。

蝉丸法師は髪の毛が逆立っていたことから「逆髪姫さかがみのひめ」と呼ばれて苦しんでいた姉のために、「かつら」や「かもじ」を発案した人物であることから「髪の祖神」と呼ばれるようになりました。

また歌人としても活躍しており、蝉丸法師の和歌は百人一首にもなっています。

関神社には、上の写真にあるように「毛塚」と呼ばれる石碑が建っており、

毛塚があることで、「本当に髪の毛の神様がいるんだ」と、頭皮を通じて実感したことを覚えています。

王子神社が「スピリチュアル」「パワースポット」と呼ばれるのは、そんな珍しい髪様がいる「関神社」があるのもひとつの理由でしょう。

いただけるご利益

開運除災	家内安全
運気回生	子育大願
厄除	安産

などのご利益をいただくことができます。

王子神社に祀られている神様は「王子大神」とも呼ばれているのですが、王子大神は「開運除災」の御神徳ごしんとく⁷から崇敬されていたそうです。

また江戸時代、徳川家光が幼いころ乳母めのと⁸であった春日局かすがのつぼねが、家光の病弱な身体や世継ぎの問題などを心配し、王子神社に健康と大成を祈願したところ、めでたく叶ったことから「子育大願」のご利益もいただけるそうです。

祀られている神様

伊邪那岐命（いざなぎのみこと）
伊邪那美命（いざなみのみこと）

日本の国土を生み出した最古の夫婦神。国を生んだ後に多くの神々を生み出したとされている。

天照大御神（あまてらすおおみかみ）

イザナギが禊みそぎを行っているとき、左目を洗った時に生まれた神様。太陽を司る神様であり、天皇の祖神そしん。八百万やおよろずの神々で最高位に位置する神様。

速玉之男命（はやたまのおのみこと）

イザナギの吐いた唾から生まれた神様。悪い縁を絶ち、けがれを祓い、良い縁を整える。

事解之男命（ことさかのおのみこと）

イザナギの唾を掃いた時に生まれた神様。悪縁切りの神様で、神名の「解」は解する（理解する）の意味とされ、物事を理解する学問の神様でもある。

この５柱を合わせて王子大神と呼ばれています。

王子神社の御朱印

王子神社では直書きの御朱印をいただくことができ、初穂料（料金）は、「お気持ち」です。

「お気持ち」の場合は、通常の御朱印の初穂料である３００円～５００円程度で問題ありません。

私は友人と一緒に参拝し、２人とも御朱印をいただいたので、２人分合わせて１０００円をお渡ししました。

また、書き置きでの対応はなさそうなので、御朱印をいただきたい方は忘れずに御朱印帳を持参しましょう。

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御朱印帳

王子神社ではオリジナルの御朱印帳と、東京十社巡り専用御朱印帳が頒布はんぷ⁹されています。

オリジナルのものは布製のもので、黒を基調にし「王子神社」と金色の刺繍でデザインされています。

私は東京十社巡り専用御朱印帳を持っていたのでそちらにいただきました。

東京十社や、東京十社巡り専用御朱印帳については、下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。

御朱印の受け付け時間・場所

受け付け時間

９時～17時頃

受け付け場所

拝殿向かって右側の社務所

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おすすめのアクセス方法

王子神社へは、電車・バス・車でアクセスすることができます。

王子神社の前後で、他の東京十社も巡る予定の方は電車・バスがおすすめ。

王子神社だけを参拝予定で、車を持っている方は、車でのアクセスがおすすめです。

それぞれ詳しく紹介していきます。

電車・バスでアクセス

電車でもバスでも王子神社の近くで降りることができるので、どちらでもアクセスしやすいですね。

電車・バスでも簡単にアクセスできますが、タクシーでのアクセスもおすすめです。

タクシーが呼べるアプリがあると、近くのタクシーを簡単に呼ぶことができますので、

電車に乗るほどでもないけど徒歩だと少し遠い場合や、荷物が多い場合などに一役買ってくれます。

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車でアクセス

車でアクセスする場合は、グーグルマップで「王子神社駐車場」と検索しましょう。

王子神社の無料駐車場を目的地にすることができます。

上のマップにある通り、駐車場前は一方通行になっているため、注意が必要です。

マップ上の駐車場の下の信号から進入するようにしましょう。

一方通行ではありますが、道はそこまで狭いわけではないので、普通に運転すれば大丈夫だと思います。

また、レンタカーを使いたい方はスカイチケットが安くておすすめです。

レンタカー会社を一括で検索、比較することができ、予約も簡単ですよ。

境内の無料駐車場

王子神社の境内には、無料駐車場が約２０台分完備されています。

車でアクセスする方はそこを目的地にするとスムーズに着くことができますね。

無料駐車場がいっぱいで入れない場合は、王子神社の大鳥居前にコインパーキングもありますので、

ということはなさそうです。

当然ですが王子神社の無料駐車場は、参拝や祈祷の方のための駐車場ですので、王子神社に参詣する以外の目的では使用しないようにしましょう。

まとめ：王子神社はパワースポットだった！

以上が王子神社の紹介になります。

この記事のポイントをまとめておきます。

スピリチュアル・パワースポットとして有名な王子神社は、東京十社のひとつで由緒ある神社です。

広々とした境内の中にどっしりと鎮座する御社殿の鮮やかさに、目を奪われたのを覚えています。

参拝を終えた後に、境内社の関神社で見た「毛塚」。

どちらかと言えば「毛塚」のほうがはっきりと覚えています。

もっと早く出会いたかった。正直そう思いました。

私はもうスキンヘッドなので、なにも思いません。

ただ、王子神社・関神社を後にするとき、どこか後ろ髪を引かれる思いになりました。

ただ、引かれる髪がないのでそのまま帰りました。

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王子神社・住所
東京都北区王子本町１－１－１２

王子神社から徒歩１２分

 

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1. 勧請：神様の分霊を他の神社に移すこと ↩︎
2. 神様を数える単位。「１人」「１体」ではなく「１柱」。 ↩︎
3. 神社に祀られている神様 ↩︎
4. 川や海などの水で身体を清めること。 ↩︎
5. 祖先である神様。 ↩︎
6. 非常に数が多いこと。日本で古くから存在する全ての神様。 ↩︎
7. 神様の功徳、威徳。これをいただくことを「ご利益」という。 ↩︎
8. 母親の代わりに乳を飲ませる女性。 ↩︎
9. 広く分けて配ること。御朱印などは「販売」と表現せず「頒布」と表現します。 ↩︎

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