お守りの返納は郵送でもOK
失礼にならない郵送方法
現金書留封筒の書き方
お守りを返納する場合、社寺に直接持ちこむ方法と、郵送する方法があります。
直接持ちこむ場合は、社寺にある古神札納め所1に納めることで返納できるので、お守りを授かった社寺が近いのであれば、直接持ちこみましょう。
しかし、お守りを授かった社寺が遠く、改めて出向くことが難しい場合は郵送で返納することをおすすめします。
でもお守りの郵送の仕方ってあまり聞いたことがないなあ
郵送で返納ができるかどうかは社寺によって変わりますが、手順は基本的に同じです。
これまで自分を守ってくれたお守りを正しく返納するために、この記事では失礼にならない郵送方法について紹介していきます。
お守りを返納するときは「お守りを授かった社寺に、直接持ちこんで返納する」のが理想です。
※詳しくは下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。
郵送の手順、徹底解説!
郵送するときに必要なものを先にまとめておきます。
- お守り
- 半紙や白い紙(あれば)
- 一筆箋やメモ用紙など
- 300円~1000円程度の現金
- 現金書留封筒
- 感謝の気持ち
手順を追ってそれぞれ解説していきます。
※お守りを手放すときは、目安となるタイミングがあります。気になる方は下のリンクからご覧ください。
お守りを返納、処分するタイミングは?
神社やお寺に確認する
郵送での返納に対応できないところもありますので、まずは郵送先の社寺に確認を取りましょう。
郵送での返納を受け付けている社寺であれば、「後日、お守りを郵送で送らせていただきます」などの、断りをいれておくとスムーズに返納できると思います。
確認が終わったら、これから下の手順を行っていきましょう。
※郵送を受け付けていない社寺の場合は、他の返納方法を検討しましょう。
お守りの返納方法4選!
お守りを包む
お守りはそのまま封筒に入れてしまっても大丈夫ですが、用意できるのであれば「半紙」に包んでから入れるのが望ましいです。
用意できない場合は「白い紙」でも代用可能ですので、ご自身の環境に合わせて用意してください。
一筆箋などにお礼の文章を書く
一筆箋やメモ用紙などに、郵送の目的(神社は「お焚き上げ」お寺は「焼納」など)とお礼の文章を書きましょう。
文章に決まりはないので、あまり深く考えずに簡単で大丈夫です。
お焚き上げ希望です。
おかげさまで心願成就いたしました。ありがとうございました。
お守りを返納させていただきます。
焼納希望です。
1年間お守りいただき、ありがとうございました。
お守りを返納させていただきます。
お金を用意する
封筒の中にお焚き上げ(焼納)料としてお金を入れます。
料金についてはお守りと同額や、お守りの半額(1000円程度)と言われることが多いですが、500円や300円程度でも十分で、まったく問題ありません。
料金も決まっているわけではなく、お賽銭のような「気持ち」の部分が大きいので、ご自身の判断でお金を用意しましょう。
金額の大きさは気にしなくていいよ。「気持ち」が一番大事なんだ
郵便局で現金書留封筒を買う
お金(お焚き上げ、焼納料)を同封するので、現金書留封筒での郵送になります。
現金書留封筒は、「郵便局」か「ゆうゆう窓口」でしか取り扱っていないので、どちらかで購入してください。
封筒は21円で買うことができます。(2023年9月時点)
「普通郵便」や「ゆうパック」などで現金を送ってしまうと、違法行為となります!(郵便法で禁止されています)
現金を同封して送る場合は必ず「現金書留封筒」で送りましょう!
お守りを郵送で返納する場合は、現金書留封筒を使う方がほとんどですが、いくつか方法があるので簡単に紹介していきます。
この記事の「現金書留封筒の書き方」に詳しくまとめています。
現金を定額小為替に変えることで送付ができるようになります。
定額小為替は「ゆうちょ銀行」か「郵便局の貯金窓口」で購入できます。
その社寺が銀行振り込みに対応している場合です。
振り込みが済めば現金を送らなくていいので、普通郵便でお守りと一筆箋を送りましょう。
封筒に封をして発送する
封筒の準備が整ったら「お守り」「一筆箋」「お金」「感謝の気持ち」を入れ、封をしましょう。
神様、仏様とのお別れ
いよいよですね。
自分のところにまた新しい神様、仏様を迎え入れるために、しっかりとお別れをしましょう。
お別れはいつでも寂しいものじゃな。きっとまたどこかで出会えるさ
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現金書留封筒の書き方
お守りを郵送で返納するときの現金書留封筒の書き方を紹介していきます。
現金書留封筒にはサイズが2種類ありますが、お守りを送る場合は通常サイズ(小さいほう)で大丈夫です。
現金書留封筒は郵便局の窓口からしか発送できません。ポスト投函では送れませんので注意してください。
お届け先
郵送先の社寺の住所を書きます。
ホームページがあればそこに載っているので、間違えないように書きましょう。
ホームページがないのであれば「神社やお寺に確認する」の時に、「住所」「電話番号」などを聞いておきましょう。
「おなまえ」の部分は、「様」と封筒側に書いてあるので
- 「〇〇神社 社務所」
- 「〇〇寺 寺務所」
で、大丈夫です。
ご依頼主
ここはご自身の情報を書きましょう。
特に注意することはありません。
朱書き
朱書き(しゅがき)とは上の写真の「履歴書在中」の部分です。
お守り返納の場合は、「ご依頼主」の左側の余白部分に「お守り在中」と縦書きし、四角で囲みましょう。
赤い油性のボールペンで大丈夫ですが、字が細くなるのが気になるようでしたら、赤いサインペンやマジックペンでも構いません。
にじんでしまわないように注意しましょう。
水性だと雨が降った時に、にじんでしまうよ
切手を貼る
切手も忘れずに貼りましょう。
送付先によって金額が変わりますので、郵便局の受け付けの方に聞くのが正確だと思います。
郵便局で発送する
現金書留封筒は、郵便局の窓口から発送することができます。
ポスト投函では発送することができないので、注意してください。
お守りの郵送手順まとめ
以上がお守りを郵送で返納する手順です。
この記事のポイントをまとめておきます。
- 郵送の前に社寺に確認しよう
- 一筆箋やメモを同封して感謝を伝えよう
- 300円~1000円程度のお焚き上げ(焼納)料も同封しよう
- 現金を送る場合は必ず「現金書留封筒」で送ろう
郵送で返納する場合は、今回の手順を行って失礼のない返納をしましょう。
- 古いお守りやお札を返納するところ。納札所と同じ。 ↩︎
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