御朱印・御朱印帳
神様とご利益
遥斎殿とは?
境内の紹介
アクセスの方法
秋葉山本宮秋葉神社は秋葉神社の総本社1で、西暦709年(和銅2年)に創建されました。
上社は、静岡県浜松市にある霊山2「秋葉山」の頂上に鎮座しており、境内の美しさや、黄金に輝く「幸福の鳥居」でも有名です。
秋葉山は「東海随一の霊山」とも呼ばれているんだ
下社は「上社の遥斎殿」とも呼ばれており、その意味や理由も気になりますよね。
そして秋葉山本宮秋葉神社では御朱印はもちろんのこと、オリジナルの御朱印帳、さらには切り絵御朱印なども授かることができるため、いただきたい方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、実際に参詣した私が、
- 御朱印・御朱印帳
- 御朱印の金額・受け付け時間
- 神様やご利益
- 「遥斎殿」と呼ばれる理由
- 境内の見どころ
などを紹介していきます。
これから秋葉山本宮秋葉神社に参拝予定の方は必見です!
※秋葉山本宮秋葉神社へのアクセスの方法は、こちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
秋葉神社の御朱印と御朱印帳
上社の御朱印
秋葉山本宮秋葉神社 上社の御朱印はこちら
「秋葉山本宮秋葉神社」の下に薄く「火」と書かれています。
初めて見た御朱印の形だ…
神社の特色がでてる御朱印っていいよね
御朱印の初穂料(料金)は300円で、お願いするとその場で書いていただけます。(2023年6月時点)
切り絵の御朱印
秋葉山本宮秋葉神社では、切り絵の御朱印をいただくこともできます。
初穂料(料金)は1000円で、保護のフィルムと下の白い紙もいただくことができます。
大きさは、縦15cm、横21cmなので御朱印帳の見開きと同じくらいの大きさです。
通常の御朱印帳に貼ってしまうと折りたたんでしまうので、専用の御朱印帳があると綺麗に保管することができます。
後ろの紙を変えてみたよ
秋葉神社はやっぱり「赤」だよね
切り絵の御朱印の下に、別で買った赤い画用紙を入れています。
色によって御朱印の表情が変わるところも、切り絵御朱印の魅力のひとつですね。
使っている御朱印帳はこちら
画用紙
御朱印帳
秋葉山本宮秋葉神社にはオリジナルの御朱印帳もあります。
※2枚目の裏面の写真は若干白くなっていますが、実物は両面同じ色です。1枚目の色味(金色)を参考にしてください。
秋葉山本宮秋葉神社の名物でもある紅葉が散りばめられていて、美しいです。
裏にはこの神社で行われている「火まつり」の様子も描かれています。
最初の見開きにはこんなデザインが!
こちらの御朱印帳の初穂料(料金)は1000円で、通常の御朱印帳(小さいほう)と同じサイズになります。
下社でも同じ御朱印帳をいただくことができますよ。
御朱印帳をいただく予定の方は、御朱印帳のカバーも持っておくと安心です。
大切な御朱印帳をきれいに保つためにもぜひ使ってみてください。
カバーをつけるとこんな感じになります。
表紙にひっかかるようになっていて、カバーが取れることはありません。
書き置きの御朱印を挟んでいる場合でも、御朱印帳の全体を包める構造になっているので、落ちる心配もないです。
私も実際に使っていますが、使いやすく、汚れることもないのでおすすめです!
下社の御朱印
秋葉山本宮秋葉神社では、上社と下社で違う御朱印をいただくことができます。
下社の御朱印はこちら。
上社とはまた一味違い、力強い御朱印で、真ん中に押されている朱印も華やかで美しいです。
右上には、上社で行われている神事の「火まつり」の朱印、左下には「正一位」と、秋葉山本宮秋葉神社の魅力が詰まった御朱印です。
下社の御朱印の初穂料(料金)は300円です。(2023年6月時点)
受け付け時間
社務所の受け付け時間は上社・下社ともに、9時~17時頃なのでその間であれば御朱印をいただくことができます。(2023年6月時点)
上社の場合、秋葉山をのぼらなければいけませんが、参拝は朝6時からできるそうなので「9時に参拝を終えるようにして御朱印をいただいてから帰る」と、神社や道が混む前に帰ることができるので、スムーズですね。
上社に行くには山道を通るから混むと大変なんだ。車が少ない時間帯に行くのがおすすめだよ。
※祈祷の受け付けは、9時~15時30分です。
秋葉神社の神様とご利益
秋葉山本宮秋葉神社の御祭神3は、「火之迦具土大神」という火の神様です。
「火の神様」ということから「火」に関するご利益もいただけるんだ
神様とご利益を、それぞれ詳しくみていきましょう。
火之迦具土大神
秋葉山本宮秋葉神社の御祭神は、火之迦具土大神。(以下、ヒノカグツチ)
ヒノカグツチは、イザナミとイザナギの子どもにあたる神様であり、火の神様と言われています。
神道での名は「火之迦具土大神」ですが、仏教では「秋葉大権現」と呼ばれているそうです。
天照大御神へと繋がる
日本神話によると、イザナミがヒノカグツチを生んだとき、大火傷を負ってしまい黄泉の国へ旅立ってしまいます。
「黄泉の国」とは神話の中で「死後の世界」のような場所だよ
それを知ったイザナギは怒りのあまり、ヒノカグツチを殺してしまい、黄泉の国へ旅立ったイザナミを追いかけます。
しかしイザナギが辿り着いた先には、見るも無惨なイザナミの姿がありました。
そんなイザナミの姿を見たことにより、死の穢れに触れてしまったイザナギは水辺で禊をすることに。
その禊の最中に「天照大御神」が生まれたと言われています。
禊とは「罪や穢れによる身体の不浄を取り除くために、水で身体を清めること」じゃ
ご利益
秋葉山本宮秋葉神社では、
- 厄除開運
- 金運向上
- 鎮火・防火
- 火難除け
などのご利益をいただくことができます。
ヒノカグツチは火の神様だけではなく、鍛冶や陶器、温泉の神様とも言われているため、そういった職業の方には、商売繁盛のご利益もありそうですね。
また、幸福の鳥居は「人々に幸福が与えられるように」と、幸福を象徴する黄金で作られているそうです。
下社が「遥斎殿」と呼ばれる理由
秋葉山本宮秋葉神社 上社は西暦709年に創建されましたが、1943年に起こった大火により、社殿が焼失してしまいました。
戦争などの影響で上社の再建が難しい中、参拝者の要望により造営されたのが今の「下社」でした。
山の上の御本殿である「上社」を遥拝する神殿として作られたことから「遥斎殿」と呼ばれています。
遥拝とは「遠いところから神仏などを拝むこと」じゃ
1986年に現在の上社が再建されましたが、その後も参拝者の要望により「秋葉山本宮秋葉神社 下社」として残され、多くの参拝者を迎えています。
上社の境内紹介
大鳥居
駐車場にそびえ立つ「大鳥居」の迫力は凄まじいものです。
写真だとわかりずらいかもしれませんが「狛犬」ですらも、2mは超えているでしょう。
実際に見て感じてほしい!大鳥居の名に相応しい迫力だよ
そして、鳥居の額束4には「正一位秋葉神社」の文字が。
神様にはそれぞれ、神位5があるのですが「正一位」は最高位にあたります。
その神社の御祭神の神位を、鳥居の額束で表しているということじゃな
神門
正式名称は、西ノ閽の神門といい、御鎮座1300年記念事業の一環として作られ、平成17年に完成しました。
神門とは、神社の門という意味だそうで、鳥居とはまた違います。
秋葉山本宮秋葉神社の神門には、「青龍・白虎・朱雀・玄武」の四神6が施されています。
手水舎
綺麗に整備されている手水舎で、気持ちよく手水をとることができます。
景色を楽しみながら身体を清めましょう。
※手水舎の手順や作法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
天狗の皿投げ
秋葉山本宮秋葉神社では「天狗の皿投げ」ができます。
投射所から願いを書いたお皿を投げて、下に見える輪っかに通すことができれば、願いが叶うというもの。
初穂料(料金)を500円納めることで、3枚投げることができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
幸福の鳥居
秋葉山本宮秋葉神社の名物である「幸福の鳥居」は、拝殿に向かう途中に通ることができます。
茅の輪くぐりの時期になると幸福の鳥居に茅の輪が設置されるので、また違った美しさがあり魅力的です。
茅の輪くぐりは、けがれを清めるための神事なんじゃ。1年の半分である6月30日に行うのが一般的じゃな
幸福の鳥居は「人々に幸福が与えられるように」と、幸福を象徴する黄金で作られていることから、パワースポットとしても有名です。
拝殿
秋葉山本宮秋葉神社の一番上にあるのが拝殿です。
拝殿上部には、木彫りで作られた十二支が掲げられており、毎年、その年の干支を中心に掛け替えているそうです。
また拝殿の周りは見晴らしがよく、展望台もあるので景色を楽しむこともできます。
拝殿前には金色のおみくじもあったよ
秋葉山本宮秋葉神社まとめ
以上が秋葉山本宮秋葉神社の紹介になります。
この記事のポイントをまとめておきます。
- 御朱印は300円、御朱印帳は1000円
- 上社と下社では違う御朱印をいただける
- 御朱印受け付け時間は9時~17時
- 御祭神は「火之迦具土大神」
- 「遥拝」するための神殿から「遥斎殿」と呼ばれる
秋葉山本宮秋葉神社の御朱印は、神社の特色があふれていて、ずっと見ていられる御朱印です。
みなさんも秋葉山の景色や美しい境内を楽しみながら、ありがたくご利益をいただきましょう。
近くのおすすめ宿泊施設
秋葉山本宮秋葉神社・住所
〒437-0626 静岡県浜松市天竜区春野町領家841
秋葉山本宮秋葉神社 下社・住所
〒437-0626 静岡県浜松市天竜区春野町領家328-1
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- その分野の中心とされている、おおもとの神社。総本宮。総本山。 ↩︎
- 神聖な山。霊域である山。 ↩︎
- その神社に祀られている神様 ↩︎
- 真ん中の表札のような部分 ↩︎
- 神様の位。位階。神階。 ↩︎
- 東西南北の四方を守る守護神。 ↩︎